ペット栄養管理士とは?取り方・難易度・費用を解説【2026】
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結論:ペット栄養管理士とは、日本ペット栄養学会が認定するペットの栄養の専門資格で、学会の養成講習会(3教程)を受講して認定試験に合格することで取得します。市販の通信講座や独学だけでは受験できません。
「ペット栄養管理士を通信講座で取りたい」と検索する方は多いのですが、この資格には注意点があります。名前のよく似た民間資格が複数あり、混同されやすいのです。正式な「ペット栄養管理士」は、あくまで日本ペット栄養学会の認定資格を指します。
このページでは、ペット栄養管理士とは何か・取り方(講習会と試験)・難易度・費用・似た名称の民間資格との違いを、2026年時点の公式情報にもとづいて整理します。
結論:日本ペット栄養学会の認定資格(講習会受講が必須)
ペット栄養管理士は、日本ペット栄養学会が認定する資格で、学会が実施する養成講習会を受講することが受験の前提になっています。誰でも自由に受けられる試験ではありません。

この資格は、動物病院やペット業界でペットの栄養や食事管理の知識を証明するものとして知られています。獣医療の現場や、フードに関わる仕事で活かされることが多い資格です。
重要なのは、「ペット栄養管理士」=日本ペット栄養学会の資格であり、通信講座で取れる似た名称の民間資格とは別物だという点です。この違いは後半で詳しく解説します。資格全体の位置づけを知りたい方は、ペット資格とは?種類・難易度・取り方もあわせてご覧ください。
ペット栄養管理士とは?仕事・役割
ペット栄養管理士は、ペットフードや栄養学の知識をもとに、犬や猫の健康的な食生活をサポートする役割を担う資格です。飼い主への助言から、専門職としての活用まで幅広く役立てられます。
主な活躍の場には、次のようなものがあります。
| 活躍の場 | 役割の例 |
|---|---|
| 動物病院 | 食事指導の補助、療法食に関する説明のサポート |
| ペット関連の店舗 | フード選びの相談対応、商品知識の裏づけ |
| ペット業界の企業 | フード開発・品質管理などでの知識活用 |
| 家庭 | 愛犬・愛猫の食事管理に知識を活かす |
専門性が高く、獣医療やフード業界で働く人のスキルアップとして選ばれることが多い資格です。一方で、飼い主が趣味や家庭のために学ぶには、やや専門的でハードルが高い面もあります。
取り方|3教程の講習会と認定試験の流れ
ペット栄養管理士は、A・B・Cの3つの教程からなる養成講習会をすべて受講し、認定試験に合格したうえで学会に登録することで取得します。取得までには段階的なステップがあります。

取得までの流れは、次のとおりです。
ステップ1:養成講習会(A・B・C教程)を受講する
3つの教程をすべて受講します。開催時期は例年、A教程が1月下旬ごろ、B教程が6月下旬ごろ、C教程が9月上旬ごろとされています。教程ごとに時期が分かれているため、計画的な受講が必要です。
ステップ2:認定試験を受ける
全教程の受講後、認定試験を受けます。試験は講習会のテキスト内容から出題されるため、受講内容の理解が対策の中心になります。
ステップ3:学会に登録して資格取得
試験に合格したら、日本ペット栄養学会の会員になり、登録申請をして正式に資格取得となります。
難易度・試験内容
認定試験は、ペットフードと栄養学に関する3科目からマークシート方式で出題されます。合格率は非公開ですが、講習会の内容をきちんと理解しておくことが対策の基本です。

試験の出題科目は、次の3つです。
| 科目 | 主な内容 |
|---|---|
| ペットフード総論 | フードの種類・歴史・表示など |
| ペット基礎栄養学 | 犬・猫の栄養素と代謝の基礎 |
| ペット臨床栄養学(衛生学含む) | 疾患と食事の関係、衛生管理など |
出題はマークシート方式で100問とされています。合格率は公表されていませんが、試験内容が講習会テキストに沿っているため、受講内容を理解しておけば対応しやすいといわれています。ただし専門用語も多いため、油断せず復習しておくことが大切です。
費用の内訳
ペット栄養管理士の取得費用は、講習会の受講費用に加えて、合格後の学会会員費と登録料がかかります。本体の受講費だけでなく、登録までの総額で考えておきましょう。
費用の主な内訳は、次のとおりです(出典:日本ペット栄養学会)。
| 項目 | 金額の目安 |
|---|---|
| 講習会 受講費用(1回目) | 10,500円(テキスト代込) |
| 講習会 受講費用(2回目以降) | 各6,000円(テキスト代込) |
| 学会会員費(一般) | 5,000円 |
| ペット栄養管理士 登録料 | 10,000円 |
受講費用と会員費・登録料を合わせると、取得までの総額はおおむね4万〜5万円前後が目安になります。金額や区分は変更される場合があるため、正確な費用は学会公式サイトで確認してください。ほかの資格との費用比較はペット資格の費用相場まとめが参考になります。
費用の全体像|この資格だけ「取ったあともお金がかかる」
ペット栄養管理士が他のペット資格と決定的に違うのは、資格に有効期限があり、維持に費用がかかる点です。日本ペット栄養学会の公式サイトで確認できた金額は次のとおりです。
| 項目 | 金額(公式) | 備考 |
|---|---|---|
| 養成講習会(初回) | 10,500円 | テキスト代を含む |
| 養成講習会(2回目・3回目) | 各6,000円 | A・B・Cの3教程すべて受講が必要 |
| 認定試験 受験料 | 10,000円 | — |
| 認定登録料 | 10,000円 | — |
| 学会年会費 | 正会員 5,000円/年 学生会員 2,000円/年 |
登録には学会員であることが条件。入会金はなし |
| 資格の有効期限 | 交付日から3年間 | — |
| 更新手数料 | 3,000円 | 3年ごと |
他のペット資格と維持コストを比べる
ペット資格の多くは更新不要で、取得後の費用がかかりません。ペット栄養管理士はこの点で例外的です。
| 資格 | 取得までの総額 | 更新 | 取得後の年間コスト |
|---|---|---|---|
| ペット栄養管理士 | 47,500円(初年度) | 3年ごと・3,000円 | 年会費5,000円 |
| 愛玩動物飼養管理士2級 | 40,000円 | 不要・生涯有効 | 0円 |
| キャリカレ(JADP認定) | 53,800円〜 | 不要 | 0円 |
| SARAスクール(プラチナ) | 85,300円 | 不要 | 0円 |
| ユーキャン 愛犬飼育スペシャリスト | 29,800円 | 不要 | 0円 |
そもそも学会員になる必要がある
ペット栄養管理士は、資格の登録時に日本ペット栄養学会の会員であることが条件です。これは他の民間資格にはない要件で、通信講座を受けて終わりという構造ではありません。
| ステップ | やること | 費用 |
|---|---|---|
| 1 | 養成講習会 A・B・C の3教程をすべて受講 | 22,500円 |
| 2 | 認定試験を受験 | 10,000円 |
| 3 | 日本ペット栄養学会に入会(登録の条件) | 年会費5,000円・入会金なし |
| 4 | 認定登録を申請 | 10,000円 |
| 5 | 3年ごとに更新 | 3,000円 |
独学・通信では取れない?似た名称の民間資格との違い
正式なペット栄養管理士(日本ペット栄養学会)は、講習会の受講が必須のため独学や通信講座だけでは取得できません。一方で、通信で学べる「栄養系」の民間資格は別に存在します。ここを混同しないことが大切です。

両者の違いを整理すると、次のようになります。
| 比較項目 | ペット栄養管理士(学会) | 通信で取れる栄養系の民間資格 |
|---|---|---|
| 認定団体 | 日本ペット栄養学会 | 各民間団体(名称もさまざま) |
| 取り方 | 講習会(3教程)+認定試験 | 通信講座の受講・課題提出 |
| 学び方 | 会場受講が基本 | 在宅・自分のペースで可 |
| 向いている人 | 専門職・獣医療関係者など | 飼い主・これから学ぶ初心者 |
「まず在宅で気軽に栄養を学びたい」という方には、通信で取れる民間の栄養資格のほうが向いています。犬猫の食事や手作りごはんを学べる講座など、選択肢はさまざまです。通信で学べる栄養資格を比べたい方は、ペット栄養資格おすすめ通信講座を比較で内容と料金を確認してみましょう。
こんな人におすすめ/学び方の選び方
ペット栄養管理士は「獣医療やフード業界で専門性を高めたい人」に向いており、家庭や趣味で学びたい人には通信の民間資格が向いています。目的によって選ぶべき道が変わります。
学び方の選び方を整理すると、次のようになります。
・動物病院・フード業界で専門性を証明したい→ ペット栄養管理士(学会)
・会場受講や講習会のスケジュールを確保できる→ ペット栄養管理士(学会)
・飼い主として在宅で気軽に学びたい→ 通信の栄養系民間資格
・手作りごはんやフード選びを家庭で活かしたい→ 通信の栄養系民間資格
専門職としてキャリアに直結させたいなら学会の資格、まず知識を身につけたいなら通信講座という住み分けが基本です。飼い主向けのフード資格を探している方は、ペットフード資格おすすめ7選も参考になります。
よくある質問(FAQ)
Q1. ペット栄養管理士は通信講座で取れますか?
取れません。正式なペット栄養管理士は日本ペット栄養学会の講習会(3教程)を受講し、認定試験に合格することが必要です。通信で取れる「栄養系」の資格は、別の民間資格です。
Q2. 受験資格に条件はありますか?
学会の養成講習会をすべて受講することが受験の前提です。講習会はA・B・Cの3教程で構成され、それぞれ受講したうえで認定試験に進みます。
Q3. 難易度は高いですか?
合格率は非公開ですが、試験は講習会テキストの内容から出題されるため、受講内容を理解しておけば対応しやすいとされています。ただし専門用語も多く、復習は欠かせません。
Q4. 取得までにいくらかかりますか?
講習会の受講費用(1回目10,500円・2回目以降各6,000円)に加え、合格後に学会会員費(一般5,000円)と登録料10,000円がかかります。総額はおおむね4万〜5万円前後が目安です(要確認)。
Q5. どのくらいの期間で取れますか?
教程の開催時期が年に分かれているため、数ヶ月〜1年程度を見込むのが一般的です。受講計画を立てて進めましょう。
Q6. 飼い主が家庭で活かすだけでも役立ちますか?
役立ちますが、内容は専門的です。家庭での食事管理が主な目的なら、通信で学べる栄養系の民間資格のほうが手軽で始めやすいでしょう。
まとめ:目的に合わせて栄養資格を選ぼう
・日本ペット栄養学会の認定資格で、講習会(3教程)+認定試験が必要
・独学・通信だけでは取得できない(会場受講が基本)
・試験は3科目・マークシート100問、テキストから出題
・費用は受講費+会員費+登録料で総額4万〜5万円前後が目安
・家庭で気軽に学ぶなら通信の栄養系民間資格が向く
ペット栄養管理士は、獣医療やフード業界で専門性を高めたい人に向いた本格的な資格です。一方、飼い主として家庭で栄養を学びたい方には、在宅で取れる民間の栄養資格が始めやすい選択肢になります。自分の目的に合わせて、無理なく続けられる学び方を選びましょう。
ペットの栄養・フードについて、以下の記事もあわせてご覧ください。
参照した公式URL一覧(情報確認日:2026年8月13日)
本記事の費用・要件は、以下の公式ページを直接確認して記載しています。学会が公表していない合格率は掲載していません。
| 確認した内容 | 団体・会社 | 参照した公式ページ |
|---|---|---|
| 資格取得方法・受講料・受験料・登録料・年会費・有効期限3年・更新手数料 | 日本ペット栄養学会 | jspan.net |
| 養成講習会(A・B・C教程)の日程 | 日本ペット栄養学会 | jspan.net |
| 認定試験の日程 | 日本ペット栄養学会 | jspan.net |
| 比較対象:愛玩動物飼養管理士2級(更新不要・生涯有効) | 公益社団法人日本愛玩動物協会 | jpc.or.jp |
| 比較対象:ペットケアアドバイザー&セラピストW資格取得講座 | キャリカレ | c-c-j.com |
| 比較対象:愛犬飼育スペシャリスト講座 | ユーキャン | u-can.co.jp |
