ブリーダー資格の種類と通信講座|費用を総額で比較

ペット資格ナビ編集部

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結論:ブリーダー資格は民間資格が3種類あり、そのうち2つは講座を受けなくても誰でも受験できます。受験料は各10,000円なので、2資格そろえても20,000円です。通信講座は59,800円からで、差額の約40,000円で何が買えるのかを理解してから選ぶと失敗しません。

「ブリーダーの資格ってどれを取ればいいの?」「通信講座は高いけど必要なの?」と迷う方は多いはずです。ブリーダー関連の資格は名前が似ていて、認定団体も受験ルートもバラバラなため、比較しづらいのが実情です。

このページでは、3つの資格の違い・受験資格・受験料・通信講座の総額・独学で取れるかどうかを、各認定団体とスクールの公式情報にもとづいて整理します。

監修・執筆:ペット資格メディア編集部
日本生活環境支援協会(JLESA)、日本インストラクター技術協会(JIA)、一般社団法人日本ペット技能検定協会、および各通信講座の公式サイトの公開情報をもとに執筆。記載の費用・条件は2026年10月6日時点の情報です。

📌 本記事の調べ方:受験料・受験資格・合格基準は各認定団体の公式ページで、受講料は各スクールの公式ページで直接確認しました(2026年10月6日)。「受講料以外にかかる費用」まで含めた総額で比較しているのが本記事の特徴です。収入や合格率は公的な統計・公表値が存在しないため、金額や数値を断定していません。

結論:ブリーダー資格は3種類。2つは講座なしで受験できる

ブリーダーに関する民間資格は、認定団体の異なる3種類に整理できます。このうち「犬・猫ペットブリーダー」と「ペット繁殖インストラクター」は受験資格が設けられておらず、講座を受けずに直接申し込めます。

子犬たちのイメージ
Photo by Helena Lopes on Unsplash
資格名 認定団体 受験資格 受験料 試験形式
犬・猫ペットブリーダー 日本生活環境支援協会(JLESA) 特になし 10,000円 在宅・随時
ペット繁殖インストラクター 日本インストラクター技術協会(JIA) 特になし 10,000円 在宅・随時
ペット繁殖指導員 一般社団法人 日本ペット技能検定協会 協会指定カリキュラムの修了 —(講座に含む) 筆記
💡 独自ポイント:3つのうちペット繁殖指導員だけが「講座修了」を受験資格にしています。つまりこの資格は独学ルートが存在せず、対応講座を受けるしか取得方法がありません。「どの資格を狙うか」で、講座が必須かどうかが変わります。

ブリーダーという仕事そのものに必要な手続きや登録については、ブリーダーになるには?必要な資格と開業の手順で詳しく解説しています。本記事は資格と講座の選び方に絞って扱います。


犬・猫ペットブリーダー|日本生活環境支援協会(JLESA)

犬・猫ペットブリーダーは、犬と猫の繁殖に関する知識を証明する民間資格です。受験資格がなく、在宅でいつでも受けられるため、3つの中で最も挑戦しやすい位置づけになります。

項目 内容
認定団体 日本生活環境支援協会(JLESA)
受験資格 特になし(年齢・実務経験の条件なし)
受験料 10,000円
試験形式 在宅受験(問題が郵送され、解答を返送)
試験日程 随時(試験期間・申込期間の制限なし)
合格基準 70%以上の評価

かつては試験期間と受験申込期間が決まっていましたが、現在はその制限がなくなり、いつでも受験できる方式に変わっています(JLESA公式)。学習のペースを自分で決められるため、働きながら取得を目指す方にも向いています。


ペット繁殖インストラクター|日本インストラクター技術協会(JIA)

ペット繁殖インストラクターは、繁殖の知識を「人に教えられるレベル」で証明する資格です。条件は犬・猫ペットブリーダーとほぼ同じで、2つをセットで取得する人が多い組み合わせになっています。

項目 内容
認定団体 日本インストラクター技術協会(JIA)
受験資格 特になし
受験料 10,000円
試験形式 在宅受験(問題が郵送され、解答を返送)
試験日程 随時
合格基準 70%以上の評価

2つの資格は認定団体が違うだけで、受験料・形式・合格基準がそろっています。通信講座の多くが「W資格取得講座」として2つをまとめて扱っているのは、この条件の近さが理由です。


ペット繁殖指導員|講座修了が必須の資格

ペット繁殖指導員は、一般社団法人日本ペット技能検定協会が認定する資格で、3つの中で唯一「講座を修了しないと受験できません」。独学ルートが用意されていない点が最大の違いです。

自宅で学習する様子
Photo by Vitaly Gariev on Unsplash
項目 内容
認定団体 一般社団法人 日本ペット技能検定協会
受験資格 協会指定のカリキュラムを修了した方(年齢制限なし)
試験形式 筆記試験
合格基準 公式に記載なし
ライセンス交付申請料 14,000円(受講料とは別)
取得できる講座 ヒューマンアカデミー通信講座 ブリーダー資格(犬)など

講座を修了したあと、協会にライセンス交付を申請して認定証が授与される流れです。この交付申請料14,000円は受講料に含まれていないため、総額を計算するときに見落としやすい費用です。


ブリーダーの通信講座を比較|受講料だけ見ると判断を誤る

結論:受講料は59,800円から125,400円まで幅がありますが、「受講料以外」を足すと差がさらに開きます。まず受講料ベースで並べ、そのあと総額で見直します。

講座 受講料(税込) 標準期間 取得できる資格 試験免除
SARAスクール ブリーダー基本コース 59,800円 6ヶ月(最短2ヶ月) 2資格 なし
SARAスクール ブリーダープラチナコース 79,800円 6ヶ月(最短2ヶ月) 2資格 あり
諒設計アーキテクトラーニング 基本コース 59,800円 6ヶ月(最短2ヶ月) 2資格 なし
諒設計アーキテクトラーニング スペシャルコース 79,800円 6ヶ月(オンライン版は最短1ヶ月) 2資格 あり
ヒューマンアカデミー ブリーダー資格(犬) 125,400円 4ヶ月(在籍24ヶ月) ペット繁殖指導員 —

SARAスクールと諒設計アーキテクトラーニングは、取得できる資格も価格体系も同一です。どちらもJLESAとJIAの2資格に対応しており、認定団体の認定校という位置づけが共通しています。

各スクールの評判についてはSARAスクールの評判・口コミにまとめています。講座全体の価格帯を知りたい方はペット資格の通信講座を比較もあわせてご覧ください。


「受講料以外」を足した総額で並べ直す

結論:受講料以外の費用を入れると、最安ルートと最高ルートの差は約7倍になります。見落とされがちなのが、SARAの認定証発行料とヒューマンアカデミーのライセンス交付料です。

ルート 受講料 受講料以外 総額の目安
独学(直接受験) 0円 受験料 10,000円×2 20,000円
SARA 基本コース 59,800円 受験料20,000円+認定証発行料5,500円 85,300円
SARA プラチナコース 79,800円 認定証発行料5,500円(試験免除) 85,300円
ヒューマンアカデミー(通常価格) 125,400円 ライセンス交付料14,000円 139,400円
📌 独自ポイント:SARAの基本コースとプラチナコースは、総額にすると85,300円でまったく同じ金額になります。基本コース(59,800円)は試験を自分で受けるため受験料20,000円が別途かかり、プラチナコース(79,800円)は試験免除なので受験料がかかりません。金額が同じなら、試験を受けずに済むプラチナコースのほうが合理的という結論になります。

この「受講料だけを見ると基本コースが2万円安く見えるが、実際は同額」という構造は、公式サイトの料金表を眺めるだけでは気づきにくい部分です。他の資格でも受講料以外の費用は発生するため、ペット資格の費用相場まとめで総額の考え方を確認しておくと判断しやすくなります。

SARAスクールのブリーダー講座は、資料請求で最新の料金とカリキュラムを確認できます。


独学ルートの実際|20,000円で2資格を狙える

結論:犬・猫ペットブリーダーとペット繁殖インストラクターは、どちらも受験資格がないため、市販教材で学んで直接受験できます。合計20,000円で2資格を狙えるのが独学ルートです。

項目 独学ルート 通信講座(プラチナ系)
費用 20,000円(受験料のみ) 85,300円
教材 自分で用意する 認定団体に対応した専用教材
添削 なし 5回+卒業課題1回
試験 自分で申し込んで受験 試験免除(卒業課題の提出で認定)
不合格リスク あり(再受験は再度10,000円) 実質なし

差額は約65,000円です。この差額が買っているのは「認定団体に対応した教材」「添削」「試験免除」の3点と整理できます。特に試験免除は、不合格時の再受験料(1回10,000円)を考えると金額換算しやすい価値です。

独学が向くのは、すでに繁殖の実務経験があり知識の裏づけがある方です。ゼロから学ぶ場合は、合格基準が70%以上という点を踏まえて教材選びを慎重にする必要があります。独学の考え方はペット資格は独学で取れる?でも整理しています。


学び方は3ルート|自分の目的から逆算する

結論:ブリーダー資格の学び方は「独学」「2資格対応の通信講座」「ペット繁殖指導員の講座」の3ルートに分かれます。どれが良いかは、取りたい資格と予算で決まります。

子猫のイメージ
Photo by Tolga deniz Aran on Unsplash
ルート 取得できる資格 総額 向いている人
独学(直接受験) 犬・猫ペットブリーダー/ペット繁殖インストラクター 20,000円 実務経験があり、費用を最小にしたい人
2資格対応の通信講座 上記2資格 85,300円 ゼロから学びたい・試験を避けたい人
ペット繁殖指導員の講座 ペット繁殖指導員 139,400円 この資格名で取得したい人

注意したいのは、3つの資格はいずれも民間資格であり、法律上の独占業務があるわけではない点です。資格を取ったから繁殖・販売ができるようになるのではなく、事業として行うには別途の手続きが必要になります。その手順はブリーダーになるには?必要な資格と開業の手順で確認してください。


他のペット資格と比べたときの位置づけ

結論:ブリーダー資格は、ペット資格全体の中では「中価格帯・在宅完結型」に位置します。公的な評価を重視するなら別の選択肢もあります。

資格 認定 総額の目安 試験形式 更新
犬・猫ペットブリーダー 民間(JLESA) 10,000円〜 在宅 不要
ペット繁殖インストラクター 民間(JIA) 10,000円〜 在宅 不要
ペット繁殖指導員 民間(日本ペット技能検定協会) 139,400円 筆記 公式に記載なし
愛玩動物飼養管理士2級 公益社団法人日本愛玩動物協会 40,000円 会場試験 不要・生涯有効

ブリーダー系3資格は在宅で完結し、更新費用もかからないのが利点です。一方で公的な評価の高さを重視する場合は、公益社団法人が運営する愛玩動物飼養管理士が選択肢に入ります。どちらか一方ではなく、組み合わせて取得する人もいます。


受講者の口コミ|ブリーダー講座単独の掲載は確認できず

SARAスクールのブリーダー講座ページには「受講生の口コミ・体験談」という見出しがありますが、2026年10月6日時点でブリーダー講座単独の口コミ本文は公式に掲載を確認できませんでした。そのため、同スクールの動物・ペット系講座の受講者の声を出典つきで紹介します。

受講者 講座 コメント(要約)
松尾寧々さん(27歳) トリマー 教材も説明書もとても分かりやすく記載されており良かった
岩本和弘さん(62歳) ペットシッターアドバイザー 分かりやすい指導方法だったので選んだ
中塩悠介さん(29歳) 猫の育て方 猫のことを奥深く知ることができた

出典:SARAスクール 受講生の口コミ(氏名・年齢は公式掲載のまま)。ブリーダー講座の受講者による評価ではない点にご注意ください。出典を確認できない口コミは本記事では掲載していません。


失敗しない選び方|3つのポイント

結論:「どの資格名が欲しいか」「試験を受けるか免除か」「受講料以外を含めた総額」の3点を順に決めれば迷いません。

ポイント1:資格名から逆算する

「ペット繁殖指導員」が欲しいなら講座は実質1択で、総額139,400円です。資格名にこだわらず繁殖の知識を証明したいだけなら、20,000円の独学ルートでも2資格が取れます。ここで予算が7倍変わります。

ポイント2:試験を受けるか、免除を買うか

SARAと諒設計は、基本コースが「試験あり」、プラチナ・スペシャルコースが「試験免除」です。前述のとおり総額は同じ85,300円なので、試験に不安があるなら免除型を選ぶのが素直な判断になります。

ポイント3:受講料以外を必ず確認する

SARAは認定証発行料5,500円、ヒューマンアカデミーはライセンス交付料14,000円が受講料と別に必要です。公式の料金表に大きく出ていない費用なので、申し込み前に総額を自分で計算しておくことをおすすめします。


よくある質問(FAQ)

Q1. ブリーダー資格は通信講座でないと取れませんか?

いいえ。犬・猫ペットブリーダー(JLESA)とペット繁殖インストラクター(JIA)は受験資格が設けられておらず、講座を受けずに直接受験できます。受験料は各10,000円です。ただしペット繁殖指導員は協会指定カリキュラムの修了が受験資格のため、講座が必須です。

Q2. ブリーダー資格の試験は在宅で受けられますか?

犬・猫ペットブリーダーとペット繁殖インストラクターは在宅受験です。試験問題が郵送され、解答して返送する方式で、試験期間や申込期間の制限はなく随時受験できます。合格基準はどちらも70%以上の評価です。

Q3. SARAの基本コースとプラチナコースはどちらがお得ですか?

総額では同じです。基本コース59,800円は試験を自分で受けるため受験料20,000円が別途かかり、プラチナコース79,800円は試験免除です。どちらも認定証発行料5,500円を加えると85,300円になります。金額が同じであれば、試験が免除されるプラチナコースのほうが負担は軽くなります。

Q4. ブリーダー資格を取れば犬や猫を販売できますか?

できません。資格と事業の登録は別のものです。繁殖した犬猫を有償で販売するには第一種動物取扱業の登録が必要で、資格の有無とは別の手続きになります。

Q5. ブリーダー資格に更新費用はかかりますか?

犬・猫ペットブリーダーとペット繁殖インストラクターについて、認定団体の公式ページに更新料や年会費の記載は確認できませんでした。ペット繁殖指導員についてはライセンス交付申請料14,000円の記載はありますが、更新に関する記載は公式に確認できませんでした。

Q6. ブリーダーの年収はどのくらいですか?

ブリーダーの年収について公的な統計は存在しません。頭数・犬種・販売方法によって大きく変わるため、本記事では金額を断定していません。インターネット上で見られる年収額は、出典の確認できない推計値であることが多い点にご注意ください。


まとめ:資格名を決めてから講座を選ぶ

・ブリーダー資格は民間3種類。2つは受験資格がなく、20,000円で独学受験できる
・ペット繁殖指導員だけが講座修了必須で、総額139,400円(交付料14,000円込み)
・SARA・諒設計は基本コースもプラチナコースも総額85,300円で同額。試験免除のぶんプラチナが有利
・在宅受験・合格基準70%以上・更新費用の記載なしが、ブリーダー系2資格の共通点

ブリーダー資格は、「どの資格名が欲しいか」を先に決めると講座が自動的に絞り込まれる構造になっています。資格名にこだわらないなら独学が最安、試験を避けたいならプラチナコース、ペット繁殖指導員が欲しいなら対応講座、という順で考えるのが確実です。

まずは講座の中身を資料で確認し、総額と学習ペースが自分に合うかを見極めるところから始めてみてください。

ブリーダー・繁殖に関連する記事もあわせてご覧ください。


参照した公式URL一覧(情報確認日:2026年10月6日)

参照先 URL
日本生活環境支援協会 犬・猫ペットブリーダー資格認定試験 https://www.nihonsupport.org/petshikaku/breeder/
日本インストラクター技術協会 ペット繁殖インストラクター資格 https://www.jpinstructor.org/shikaku/breeder/
一般社団法人 日本ペット技能検定協会 ペット繁殖指導員 https://pet-bunka.net/breeding/
SARAスクール ブリーダー資格取得講座 https://www.saraschool.net/pet/breeder/
SARAスクール 受講生の口コミ https://www.saraschool.net/kuchikomi/
諒設計アーキテクトラーニング 犬・猫ペットブリーダーW資格取得講座 https://www.designlearn.co.jp/breeder/
ヒューマンアカデミー通信講座 ブリーダー資格(犬) https://haec.athuman.com/shop/g/g1245T026/
環境省 動物の愛護と適切な管理 https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/
本記事の資格要件・受験料・受講料は2026年10月6日時点の各認定団体およびスクールの公開情報をもとにしています。料金やキャンペーンは変更される場合があるため、申し込みの際は各公式サイトで最新情報を必ずご確認ください。合格率は認定団体が公表していないため掲載していません。ブリーダーの年収についても公的統計が存在しないため、金額を断定していません。繁殖・販売を事業として行う場合の登録要件は自治体により運用が異なるため、管轄窓口でご確認ください。

ABOUT ME
田中 さやか
田中 さやか
ペット資格メディア運営者
会社員として働きながら、愛犬・柴犬「むぎ」との暮らしをきっかけにペット資格に興味を持つ。複数の通信講座を自ら比較・検討した経験をもとに、ペット資格・通信講座の選び方を発信中。「講座選びで迷わない人を増やしたい」という思いでこのサイトを運営しています。
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