ペット防災

ペット災害危機管理士4級・3級|通信と通学の費用比較

ペット資格ナビ編集部

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結論:ペット災害危機管理士®を通信で取れるのは4級と3級だけです。しかも通信のほうが通学より高く、4級は通信10,000円に対して通学3,500円と、6,500円の差があります。

ペット災害危機管理士®は、一般社団法人全日本動物専門教育協会(SAE)が認定する民間資格です。4級から1級まで段階があり、通信認定講座と通学認定講座の2つの受講ルートが用意されています。

ところが、この2ルートは「同じ資格を別の方法で取るだけ」ではありません。取れる級も、費用も、試験の受け方も違います。ここを知らずに申し込むと、必要のない出費や「上の級に進めない」という行き詰まりにつながります。

このページでは、通信と通学の違い・4級と3級の費用とカリキュラム・申込の流れ・合格率の公表状況を、2026年9月時点のSAE公式情報にもとづいて整理します。

監修・執筆:ペット資格メディア編集部
一般社団法人全日本動物専門教育協会(SAE)および環境省の公開情報をもとに執筆。記載の費用・カリキュラムは2026年9月25日時点の情報です。内容は変更される場合があるため、受講の際は各公式サイトで最新情報をご確認ください。


結論:通信で取れるのは4級と3級だけ

まず押さえるべきは「通信では2級・1級に進めない」という点です。SAE公式の通信認定講座ページには、2級・1級は「通学講座(実施研修)のみの開講」と明記されています。

非常持ち出し袋の備え
Photo by Thom Holmes on Unsplash

通信と通学の違いを一覧にすると、次のようになります。

比較項目 通信認定講座 通学認定講座
取れる級 4級・3級のみ 4級・3級・2級・1級
4級の受講料 10,000円(税・送料込) 3,500円(税込)
3級の受講料 15,000円(税・送料込) 6,500円(税込)
試験の受け方 認定試験問題を郵送で実施 講座当日に実施
日程・場所の制約 なし 開催日と会場に合わせる必要あり
標準学習期間 公式に記載なし 公式に記載なし

費用だけを見れば通学が圧倒的に安い一方で、通学は開催日と会場が決まっているため、都合が合わなければそもそも受けられません。通信の10,000円は「いつでもどこでも受けられること」への対価だと考えると整理しやすくなります。

💡 「まず防災の知識を家庭の備えに活かしたい」だけなら4級で足ります。上の級は、地域や職場で指導する立場を目指す人向けの内容です。

ペット防災の資格全体の位置づけは、ペット防災管理士とは?取り方とおすすめ講座で3資格を比較しています。


通信認定講座の費用|4級・3級・セットの総額

通信認定講座は4級10,000円・3級15,000円で、2つをまとめて申し込む「4級+3級セット」も用意されています。

申込プラン 受講料(税・送料込) 取れる資格
4級のみ 10,000円 ペット災害危機管理士®4級
3級のみ 15,000円 ペット災害危機管理士®3級
4級+3級セット(定価) 25,000円 4級・3級
4級+3級セット(割引時) 13,000円 4級・3級

セットの割引は期間限定です。2026年10月6日の再確認時点では、定価25,000円に対して13,000円の割引価格が「10月14日(水)12:00まで」として実施中でした(9月末で終了予定だったものが延長されています)。この種のキャンペーンは終了・再開を繰り返すため、申し込む時点の公式ページで必ず現在の価格を確認してください。

受講料以外にかかる費用も押さえておきましょう。

項目 公式の記載
受講料に含まれるもの 税・送料込み
認定証発行料 別途(金額の記載なし)
顔写真入り認定証 別途料金で発行可
施設用証明書・ステッカー 別途料金で発行可
プライベート名刺 別途料金で発行可
年会費 記載なし
⚠️ 認定証発行料は「別途」とあるだけで、金額が公式に明示されていません。総額を確定させたい場合は、申込前にSAEへ直接確認することをおすすめします。

ペット資格全体の費用感を知りたい方は、ペット資格の費用相場まとめ|安い順に比較もあわせてご覧ください。


通学認定講座の級別費用|2級だけ実費に注意

通学認定講座は4級3,500円から1級40,000円まで、級が上がるごとに費用が大きく変わります。

通学講座で学ぶ様子
Photo by Col·legi de Farmacèutics de Barcelona on Unsplash
級 受講料(税込) 受講形式 試験形式 受講料以外
4級 3,500円 通学 当日実施 なし
3級 6,500円 通学 当日実施 なし
2級 25,000円 通学(実地研修) 当日実施 交通費・宿泊費が実費
1級 40,000円 オンライン講座 後日、課題提出 なし

注目したいのは1級だけがオンライン講座で、試験も「後日、課題提出」という点です。級の名前だけを見ると1級が最も通学のハードルが高そうですが、実際に現地へ行く必要があるのは実地研修をともなう2級です。

通学の受講料には「受講費、教材一式および研修関連費、認定試験問題、採点料、同伴犬料、消費税」が含まれるとSAE公式に明記されています。同伴犬料が含まれているのは、ペットの資格講座としては特徴的です。

💡 2級だけは受講料25,000円に加えて交通費・宿泊費が実費になります。遠方から参加する場合、実質的な負担は1級(40,000円)に近づくこともあります。

4級で学ぶ内容|まず「備え」の全体像をつかむ

4級は、ペット防災の必要性から日頃の備えまでを扱う入門レベルです。環境省をはじめとする行政の取り組みや関連法令にも触れ、制度の枠組みから理解できる構成になっています。

4級のカリキュラム(公式より抜粋)
ペット災害危機管理士の必要性・役割
国や行政の取り組み〔関連法令〕
各種災害対策を知る
飼い主としての災害に向けての準備
避難準備(一般災害・テロ武力攻撃共通)
ペットの基礎バイタルサイン

「ペットの基礎バイタルサイン」が4級の段階で入っているのが特徴です。平常時の体温・脈拍・呼吸を知っておくことは、災害時に体調の変化へ早く気づくための土台になります。

国のペット防災の考え方は、環境省 動物の愛護と適切な管理でも公開されています。


3級で学ぶ内容|避難行動と避難所生活に踏み込む

3級は、実際に災害が起きたあとの行動——同行避難と避難所での生活に焦点が移ります。

キャリーで移動するペット
Photo by Helena Lopes on Unsplash
3級のカリキュラム(公式より抜粋)
ペット災害危機管理士の役割
日本で起こる災害
避難行動
ペットとの同行避難
避難所と初期避難生活
人とペットの留意する疾病

4級が「起きる前の備え」、3級が「起きたあとの行動」という分担になっており、2つ合わせて初めてペット防災の一連の流れがつながります。セット申込が用意されているのは、この構成によるものと考えられます。

教材の構成も級ごとに公開されています。

級 教材構成
4級 テキスト1冊/フォローアップ問題集1冊/試験問題/地図/解答用紙
3級 テキスト1冊/フォローアップ問題集1冊/試験問題/教材/解答用紙

4級の教材に「地図」が含まれているのは、避難経路や周辺の危険箇所を自分で確認する演習を想定しているためと考えられます。

⚠️ 同行避難は「必ずペットと一緒に避難所へ入れる」という意味ではありません。避難所ごとに受け入れ方針が異なるため、お住まいの自治体のルールを事前にご確認ください。

申し込みから認定までの流れ

通信認定講座は、インターネットまたは電話で申し込み、教材で学習したあと、認定試験問題を郵送で提出する流れです。

ステップ 内容
1. 申込 インターネット(SAEの申込サイト)または電話で申し込む
2. 教材到着 テキスト・問題集・試験問題などが送付される(送料は受講料に込み)
3. 学習 テキストとフォローアップ問題集で学習。標準学習期間の指定は公式に記載なし
4. 受験 認定試験問題に解答し、郵送で提出
5. 認定 合格後に資格認定。認定証発行料は別途

申込はSAEの講座申込サイトから行えます。

認定有効期間は取得年月日より2年間と公式に明記されています。更新の要否や更新料については公式ページに記載がないため、継続的に肩書きとして使いたい場合は事前に確認しておくと安心です。

💡 通信は「標準学習期間の指定なし」です。締切に追われないぶん、自分で学習ペースを決める必要があります。独学が続くか不安な方は、ペット資格は独学で取れる?も参考にしてください。

合格率と難易度|公式には公表されていない

結論から書きます。ペット災害危機管理士®の合格率は、4級から1級まで公式ページに記載がありません。

級 合格率の公式記載 試験形式
4級 記載なし 認定試験問題(通信は郵送/通学は当日)
3級 記載なし 認定試験問題(通信は郵送/通学は当日)
2級 記載なし 認定試験(実地研修とあわせて実施)
1級 記載なし 後日、課題提出

「ペット災害危機管理士 合格率」「1級 合格率」といったキーワードで検索する人は少なくありませんが、認定団体が数字を出していない以上、ネット上で見かける合格率は根拠が確認できない推計です。当サイトでは、公式に確認できない数値は掲載しません。

同様に、過去問の公開も公式ページでは確認できませんでした。ただし、通信・通学のいずれも「フォローアップ問題集」が教材に含まれているため、試験対策はこの問題集が中心になると考えられます。

⚠️ 合格率や難易度を断定する情報を見かけた場合は、出典が認定団体の公式発表かどうかを必ず確認してください。ペット関連の民間資格では、合格率を非公表としている団体が少なくありません。

受講者の口コミ・評判は?合格者の声を確認

SAE公式の通信認定講座ページには、合格日つきの「合格者の声」が掲載されています。受講のきっかけが具体的に語られており、どんな動機で申し込む人が多いかが見えてきます。

テキストで学習する様子
Photo by Rhamely on Unsplash
掲載 受講のきっかけ(要約)
令和8年7月11日 合格者 防災の講座でペット同行避難の話を初めて聞き、受講を決めた
令和8年7月2日 合格者 伍代夏子さんに勧められたことがきっかけ
令和8年7月1日 合格者 地震が多く、いつ避難してもよいように知識を得たかった

出典:SAE ペット災害危機管理士®通信認定講座(2026年9月25日確認)

3件に共通しているのは「仕事のため」ではなく「自分の家庭の備えのため」という動機です。事業者向けの資格というより、飼い主が知識を体系化するために取っているという実態がうかがえます。

⚠️ 公式に掲載されている声は合格者のものであり、内容には良い評価が中心になる点を考慮してください。難易度や学習時間に関する否定的な口コミは、公式・第三者サイトのいずれでも十分な数を確認できませんでした。

他のペット防災資格と総額で比べる

「防災だけを学びたい」場合、ペット災害危機管理士®は他の選択肢より大幅に安く済みます。ペット防災管理士は単独で申し込めず、対象の通信講座を受講する必要があるためです。

資格 認定団体 取得ルート 受講料 受講料以外
ペット災害危機管理士®4級 SAE 通学 3,500円 なし
ペット災害危機管理士®4級 SAE 通信 10,000円 認定証発行料(別途)
ペット災害危機管理士®4級+3級 SAE 通信セット 25,000円(割引時13,000円) 認定証発行料(別途)
ペット防災管理士 日本ペット技能検定協会 キャットケアスペシャリスト講座など 121,000円〜 ライセンス交付料14,000円
ペット防災管理士 日本ペット技能検定協会 動物看護・介護・シッター講座 121,000円(割引時84,700円) ライセンス交付料14,000円
ペット共生住宅管理士 日本愛玩動物協会 検定(テキスト付) 20,000円 愛玩動物飼養管理士2級が前提

防災の知識だけが目的なら、通学の4級3,500円が最も安いルートです。一方、ペット防災管理士はトリマーや動物介護などの講座に付随して取得する資格のため、防災だけを目的に選ぶと費用が10倍以上になります。

各講座の詳しい比較はペット資格の安い通信講座を比較でも扱っています。


あわせて検討したい「ペット共生住宅管理士」

災害への備えは、住まいの安全と切り離せません。公益社団法人日本愛玩動物協会が認定するペット共生住宅管理士は、ペットと暮らす住環境の安全を専門に学ぶ検定です。

ペット共生住宅管理士
ペット共生住宅管理士

ただし受検には「愛玩動物飼養管理士2級」の取得が条件です。まず基礎資格から始める必要がある点に注意してください。

資格の詳細は愛玩動物飼養管理士とは?1級・2級の違いと取り方で解説しています。


通信が向く人/通学が向く人

費用で選ぶなら通学、都合で選ぶなら通信——これが基本の判断軸です。

✅ 通信認定講座が向いている人
・開催日や会場に都合を合わせられない人
・近くで通学講座が開催されていない地域に住んでいる人
・4級・3級までで十分で、上位級を目指さない人
・自分のペースで進めたい人
✅ 通学認定講座が向いている人
・費用を抑えたい人(4級3,500円・3級6,500円)
・将来的に2級・1級まで進みたい人
・その日のうちに受講と試験を終わらせたい人
・講師に直接質問したい人

迷ったときは、まず4級から始めるのが現実的です。4級で全体像をつかんでから、3級に進むか、上位級のために通学へ切り替えるかを判断できます。


よくある質問(FAQ)

Q1. ペット災害危機管理士の4級はいくらですか?

通信認定講座が10,000円(税・送料込)、通学認定講座が3,500円(税込)です。通学のほうが6,500円安くなります。ただし通学は開催日と会場が決まっているため、都合が合うかどうかが前提になります。

Q2. 通信講座で1級まで取れますか?

いいえ。通信認定講座で取れるのは4級と3級のみです。SAE公式には、2級・1級は通学講座(実施研修)のみの開講と記載されています。上位級を目指す場合は通学ルートが必要です。

Q3. ペット災害危機管理士の合格率はどのくらいですか?

公式ページに合格率の記載はありません(4級〜1級すべて)。認定団体が公表していないため、当サイトでは推計値を掲載していません。試験対策は、教材に含まれるフォローアップ問題集が中心になります。

Q4. 4級と3級では何が違いますか?

4級は「災害が起きる前の備え」、3級は「起きたあとの避難行動と避難所生活」が中心です。4級では関連法令やペットの基礎バイタルサイン、3級では同行避難や初期避難生活、人とペットが留意する疾病を扱います。

Q5. 受講料のほかにお金はかかりますか?

通信では認定証発行料が別途必要とされていますが、金額は公式に記載がありません。顔写真入り認定証・施設用証明書・名刺も別途料金です。通学では2級のみ、現地までの交通費・宿泊費が実費になります。

Q6. 資格の有効期間はありますか?

認定有効期間は取得年月日より2年間と公式に明記されています。更新の手続きや更新料については公式ページに記載がないため、必要な場合は認定団体へ直接ご確認ください。

Q7. ペット防災管理士とどちらを取るべきですか?

防災の知識だけが目的ならペット災害危機管理士®のほうが安く済みます。ペット防災管理士は単独で申し込めず、トリマーや動物介護などの通信講座(121,000円〜)に付随して取得する資格のためです。詳しくはペット防災管理士とは?取り方とおすすめ講座をご覧ください。


まとめ:まず4級から、ルートは目的で選ぶ

✅ ペット災害危機管理士4級・3級のまとめ
・通信で取れるのは4級・3級のみ(2級・1級は通学限定)
・4級は通信10,000円/通学3,500円で6,500円の差
・3級は通信15,000円/通学6,500円
・通信の4級+3級セットは定価25,000円(期間限定の割引あり)
・合格率は4級〜1級すべて公式に記載なし
・認定有効期間は2年間、認定証発行料は別途

ペット災害危機管理士®は、ペット防災の知識を最も手頃に体系化できる資格のひとつです。費用を抑えたいなら通学の4級から、日程が合わないなら通信の4級から——目的と生活リズムに合わせてルートを選んでください。

ペット共生住宅管理士

ペット防災・関連資格について、以下の記事もあわせてご覧ください。


参照した公式URL一覧(情報確認日:2026年9月25日)

参照先 URL
SAE ペット災害危機管理士®通信認定講座 https://www.pet-no-shikaku.com/courses/co/disaster-risk-management
SAE ペット災害危機管理士®通学認定講座 https://www.pet-no-shikaku.com/courses/cr/disaster-risk-management
SAE 講座申込サイト https://sae-cart.com/
環境省 動物の愛護と適切な管理 https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/
日本愛玩動物協会 ペット共生住宅管理士 https://jpca-education.org/entry/
ヒューマンアカデミー通信講座 ペット系講座 https://haec.athuman.com/shop/g/g1245T031/
本記事の資格内容・費用は2026年9月25日時点の各認定団体の公開情報をもとにしています。キャンペーン価格は期間限定であり、内容は変更される場合があります。受講・受検の際は各公式サイトで最新情報を必ずご確認ください。合格率は認定団体が公表していないため掲載していません。避難所のルールなど災害時の対応は、お住まいの自治体の方針をご確認ください。

ABOUT ME
田中 さやか
田中 さやか
ペット資格メディア運営者
会社員として働きながら、愛犬・柴犬「むぎ」との暮らしをきっかけにペット資格に興味を持つ。複数の通信講座を自ら比較・検討した経験をもとに、ペット資格・通信講座の選び方を発信中。「講座選びで迷わない人を増やしたい」という思いでこのサイトを運営しています。
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