ペット介護士と動物介護士の違い|総額と選び方を比較【2026】

ペット資格ナビ編集部

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結論:「ペット介護士」と「動物介護士」は、名前が似ているだけでまったく別の資格です。認定している団体が違い、取得できる講座も、かかる費用も違います。同じものだと思って選ぶと、目的に合わない講座に申し込むことになります。

ややこしいのは、どちらも「高齢のペットのケアを学ぶ資格」という点では共通していることです。そのため比較サイトでも混同されがちですが、取得ルートが完全に分かれているため、先にどちらを目指すか決める必要があります。

このページでは、2つの資格の認定団体・取得できる講座・総額・学習期間を公式サイトで確認した情報にもとづいて整理します。あわせて、そもそもどちらを選ぶべきかの判断軸も示します。

監修・執筆:ペット資格メディア編集部
各講座の公式サイトを直接確認して、認定団体・料金・受講料以外にかかる費用・学習期間を照合しています(確認日:2026年8月18日)。公式に記載のない金額は「公式要確認」と明記し、推測値は掲載していません。参照した公式URLは記事末にまとめています。

📌 口コミ・評判について:本記事では、出典をたどれない匿名の口コミは掲載していません。受講者の声は、キャリカレとSARAスクールが公式サイトで公開しているものを参照しています(キャリカレ受講生の声/SARA受講生の声)。

結論|認定団体が違うので、別物として選ぶ

まず結論を表で示します。名称は似ていますが、認定団体も取得ルートも重なりません。

比較項目 ペット介護士 動物介護士
認定団体 がくぶん・「世界の名犬牧場」の共同認定 日本ペット技能検定協会/JADP(講座により異なる)
取得できる講座 がくぶんのペット介護士養成講座 ヒューマンアカデミー通信講座/キャリカレ
総額(税込) 40,340円 79,800円〜135,000円
学習期間 6ヶ月 4ヶ月
取得できる資格数 1資格 2資格
実技試験 なし(映像教材で確認) なし
✅ 費用を抑えて基礎を学びたいなら「ペット介護士」、2資格を取って仕事に活かしたいなら「動物介護士」という分かれ方になります。金額差は最大で約9万5千円です。名前で選ぶのではなく、どちらの講座を受けたいかで決めるのが正しい順序です。

ペット介護士とは|がくぶんの講座でのみ取得できる

眠っている猫
Photo by Ash Edmonds on Unsplash

ペット介護士は、通信教育の老舗であるがくぶんが、「世界の名犬牧場」と共同で認定している資格です。この講座を受講する以外に取得ルートはありません。

項目 内容(公式の記載)
受講料 39,900円(一括・税込)
受講料以外 事務手数料 440円/認定証の交付は有料
総額の目安 40,340円〜
分割払い 24回払いの総額例 45,166円(月々約1,800円)
受講期間 6ヶ月
指導課題(添削) 5回
教材 映像教材で保定・しつけのデモを視聴可。教材送料は当方負担
実技試験 なし
💡 一括39,900円に対し、24回の分割払いだと総額45,166円で5,266円多く払う計算です。月々の負担を優先するか総額を優先するかで選んでください。がくぶんの詳細は「がくぶんペット介護士養成講座の評判」で解説しています。

動物介護士とは|2つの講座で取得できる

動物介護士は、認定団体の異なる2つのルートがあります。どちらも「動物介護士」を名乗れますが、認定団体・費用・セットで取れる資格が違います。

項目 ヒューマンアカデミー通信講座 キャリカレ
講座名 動物看護・介護・シッター講座 動物介護士&動物介護ホーム施設責任者W資格取得講座
認定団体 日本ペット技能検定協会 JADP(日本能力開発推進協会)
受講料 121,000円 WEB申込 79,800〜99,800円
ハガキ申込 89,800〜109,800円
受講料以外 ライセンス交付料 14,000円 なし
総額 135,000円 79,800円〜
取得できる資格 動物介護士/動物健康管理士 動物介護士/動物介護ホーム施設責任者
標準学習期間 4ヶ月(在籍24ヶ月) 4ヶ月(サポート最長800日)
添削回数 4回 4回
⚠️ 同じ「動物介護士」でも、総額に5万円以上の差があります。ヒューマンアカデミー通信講座は全講座共通でライセンス交付料14,000円が別途必要なため、受講料121,000円に対して総額は135,000円です。一方キャリカレは付帯費用がかからず、WEB申込なら一律1万円引きになります。受講料だけを見ると判断を誤ります。

3つの講座を総額で並べる

「ペット介護士」と「動物介護士」を取得できる3講座を、受講料以外を含めた総額で比較します。

講座 取れる資格 受講料 受講料以外 総額 期間
がくぶん ペット介護士養成講座 ペット介護士(1資格) 39,900円 事務手数料440円 40,340円 6ヶ月
キャリカレ 動物介護士&動物介護ホーム施設責任者 動物介護士/動物介護ホーム施設責任者(2資格) 79,800円〜
(WEB申込)
なし 79,800円〜 4ヶ月
ヒューマンアカデミー 動物看護・介護・シッター講座 動物介護士/動物健康管理士(2資格) 121,000円 交付料14,000円 135,000円 4ヶ月
✅ 1資格あたりで見ると、キャリカレが約39,900円/資格で最も効率的です。がくぶんは1資格で40,340円、ヒューマンアカデミーは2資格で135,000円(1資格あたり67,500円)。ただし学べる範囲が違うため、金額だけで決めないでください。総額の全体像は「ペット資格の費用相場まとめ」で比較しています。

学べる範囲の違い|「介護だけ」か「看護・シッターも」か

動物病院で犬をケアするスタッフ
Photo by Karsten Winegeart on Unsplash

金額差の理由は、カバーする範囲の広さにあります。公式に記載されている内容から整理しました。

講座 学べる範囲 特徴
がくぶん ペット介護士 ペットの基礎的な飼養管理・健康管理・しつけ 映像教材で保定やしつけのデモを確認できる。基礎に特化
キャリカレ 動物介護士&施設責任者 高齢ペットの介護に加え、介護ホームの運営・管理まで 現役獣医師監修。映像でマッサージ・リハビリを学習。開業BOOK付き
ヒューマンアカデミー 動物看護・介護・シッター 介護に加え動物看護・ペットシッターの3領域 1講座で横断的に学べる。現役講師の質問サポート
💡 「高齢の愛犬・愛猫のケアを学びたい」だけなら、がくぶんの40,340円で足ります。逆に老犬ホームなどの開業を視野に入れるならキャリカレ(施設責任者の資格が付き、開業BOOKも付属)、看護やシッターまで幅を広げたいならヒューマンアカデミーという選び分けになります。

どちらも「開業要件」にはならない点に注意

ここが最も見落とされやすい点です。老犬ホームやペットシッターなど、動物を預かる事業を営むには第一種動物取扱業の登録が必要で、事業所ごとに動物取扱責任者を置かなければなりません。

ペット介護士も動物介護士も、この動物取扱責任者の選任要件の対象外です。「介護ホーム施設責任者」という名称の資格であっても、行政上の要件を満たすものではありません。

資格 動物取扱責任者の選任要件 総額
ペット介護士(がくぶん) 対象外 40,340円
動物介護士(キャリカレ/ヒューマンアカデミー) 対象外 79,800〜135,000円
愛玩動物飼養管理士2級 多くの自治体で認められる 40,000円
⚠️ 開業が目的なら、介護系の資格より先に愛玩動物飼養管理士2級(総額40,000円)を取るほうが目的に合致します。なお動物取扱責任者の要件は資格だけでは足りず、半年以上の実務経験などとの組み合わせが必要で、認められる資格は自治体ごとに異なります。開業前に必ず管轄の動物愛護センター(保健所)で確認してください。詳しくは「愛玩動物飼養管理士とは」で解説しています。

目的別|どちらを選ぶべきかの早見表

あなたの目的 選ぶべきもの 総額 決め手
高齢の愛犬・愛猫のケアを学びたい ペット介護士(がくぶん) 40,340円 本記事で最安・基礎に特化
費用を抑えて2資格ほしい 動物介護士(キャリカレ) 79,800円〜 付帯費用なし・WEB申込で1万円引き
老犬ホームの運営に興味がある 動物介護士(キャリカレ) 79,800円〜 施設責任者の資格+開業BOOK付き
看護・シッターまで幅広く 動物介護士(ヒューマンアカデミー) 135,000円 3領域を1講座で横断
預かる事業を開業したい 愛玩動物飼養管理士2級 40,000円 動物取扱責任者の選任要件に対応

名前が似た資格を見分けるコツ

自宅のノートパソコンで学ぶ女性
Photo by Brooke Cagle on Unsplash

ペット業界には、名称が似ていて認定団体が違う資格が数多くあります。次の3点を確認すれば、ほぼ確実に見分けられます。

確認すること なぜ重要か 今回の例
①認定団体 同名でも団体が違えば別の資格 がくぶん共同認定/日本ペット技能検定協会/JADP
②取得できる講座 多くは特定の講座を受けないと取得できない ペット介護士はがくぶんのみ
③受講料以外の費用 交付料・認定証発行料で総額が変わる ヒューマンアカデミーは交付料14,000円
✅ 資格名だけで検索すると、複数の団体の情報が混ざって出てきます。必ず「どの講座を受ければ取れるのか」まで確認してください。動物介護系の講座をさらに比較したい方は「動物介護士おすすめ通信講座5選」をご覧ください。

よくある質問(FAQ)

Q1. ペット介護士と動物介護士、どちらが上位資格ですか?

上下関係はありません。認定団体が違う別の資格で、どちらかがどちらかの上位ということはありません。学べる範囲と費用が違うだけです。

Q2. 両方取る意味はありますか?

基本的にはありません。学ぶ内容が重なるため、どちらか一方で十分です。幅を広げたい場合は、介護系を1つ取ったうえで、愛玩動物飼養管理士など性質の違う資格を組み合わせるほうが効果的です。

Q3. どちらも履歴書に書けますか?

書けます。ただし資格名と認定団体名をセットで記載してください。「動物介護士(JADP認定)」のように書くと、採用担当者に正確に伝わります。

Q4. 実技試験はありますか?

どちらもありません。がくぶんは映像教材で保定やしつけのデモを確認する形式、キャリカレとヒューマンアカデミーは添削課題での評価です。

Q5. 一番安く取れるのはどれですか?

がくぶんのペット介護士養成講座(総額40,340円)です。次がキャリカレの動物介護士(WEB申込79,800円〜)になります。

Q6. 老犬ホームを開業できますか?

これらの資格だけでは開業できません。第一種動物取扱業の登録が必要で、動物取扱責任者の要件も満たす必要があります。要件は自治体ごとに異なるため、必ず管轄窓口で確認してください。


まとめ:名前ではなく「どの講座を受けるか」で決める

✅ 2つの資格の違いまとめ
・ペット介護士 → がくぶんの講座でのみ取得。総額40,340円・6ヶ月・1資格
・動物介護士 → キャリカレ(JADP認定・79,800円〜)/ヒューマンアカデミー(日本ペット技能検定協会・135,000円)
・上下関係はなく、認定団体と学べる範囲が違うだけ
・どちらも動物取扱責任者の選任要件にはならない。開業目的なら愛玩動物飼養管理士2級(40,000円)
・受講料以外(交付料・事務手数料)を含めた総額で比べる

資料請求はいずれも無料です。迷ったら2社に請求して、教材サンプルと現在の料金を手元で比べてから決めてください。

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参照した公式URL一覧(情報確認日:2026年8月18日)

本記事の認定団体・料金・受講料以外にかかる費用・学習期間は、以下の公式ページを直接確認して記載しています。

確認した内容 会社・団体 参照した公式ページ
ペット介護士養成講座(受講料39,900円・事務手数料440円・6ヶ月・指導課題5回・共同認定) がくぶん gakubun.co.jp
動物介護士&動物介護ホーム施設責任者W資格取得講座(コース別料金・添削4回・開業BOOK) キャリカレ c-c-j.com
動物看護・介護・シッター講座(受講料121,000円・ライセンス交付料14,000円・標準4ヶ月) ヒューマンアカデミー通信講座 haec.athuman.com
受講生の声(レビュー公開) キャリカレ c-c-j.com
愛玩動物飼養管理士2級(費用・動物取扱責任者の選任要件・更新不要) 公益社団法人日本愛玩動物協会 jpc.or.jp
動物取扱責任者の要件(実務経験・教育機関・資格の3要件) 東京都動物愛護相談センター metro.tokyo.lg.jp
本記事の料金・講座情報は2026年8月18日時点で各公式サイトを確認したものです。キャンペーン等により変更される場合があります。申込前に必ず各講座の公式サイトで最新情報をご確認ください。動物取扱責任者の選任要件は自治体ごとに異なります。開業を予定している方は必ず管轄の窓口でご確認ください。

ABOUT ME
田中 さやか
田中 さやか
ペット資格メディア運営者
会社員として働きながら、愛犬・柴犬「むぎ」との暮らしをきっかけにペット資格に興味を持つ。複数の通信講座を自ら比較・検討した経験をもとに、ペット資格・通信講座の選び方を発信中。「講座選びで迷わない人を増やしたい」という思いでこのサイトを運営しています。
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